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日本という国にいると、インディーズレーベルというものに触れる機会があまり無いと思う。
日本では、耳にする音楽は大体メジャーレーベルから出ているアーティストであり、
インディーズというと「売れない」「マイナー」というイメージがどうしてもある。
しかし海外ではビッグ・フォーと呼ばれる四大企業以外から出している音楽を全てインディーズと呼んでいる。
インディーズからもヒットソングはバンバン出るし、売れないだとか、メジャーへの踏み台というイメージもない。
確かに、流通も宣伝も規模の大きいメジャーのほうが知名度も売り上げも上がりやすい。
しかし、やりたい事がやり続け、少数派を常に根強い顧客としてきたインディーズだからこそ、新しく新鮮な音楽をどんどん出し続けることができるのだ。
音楽が廃れてきたと言われてる今の時代、ちょっとの印税しか入らないメジャーより、インディーズのほうがアーティストに入ってくるお金のほうが大きく、音楽で食っていきやすいなんて言われてる。
インディーズもどんどん注目されてくる時代になっていくと思う。

レコード会社によっては方針やジャンルの偏りなんかがあって、好きなアーティストがいたら同じ所属のレーベルから似たようなアーティストを探したりするのも面白い。

ってことでこれから海外の主なレコードレーベルを紹介していきます。
 まずはパンク好きなら必ず耳にしたことがあるだろうレーベル!
今はメジャーを脅かすほどの存在である
Epitaph Records!

もはや説明不要なほど知名度の高いレコード会社だと思う。
僕もパンクにハマって最初に覚えたレーベル名はこのエピタフ・レコードだった。
のちのち大物となるバンドを次々と発掘し、世に送り出し、世界最大のパンクレーベルとなった。
インディーズ界で最もリスペクトされているレーベルで、パンクだけではなく、ポストハードコア、スクリーモ、ヒップホップと幅広いバンドが所属している。
名前はキングクリムゾンのアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」に収められた曲「Epitaph(墓碑銘)」から。

メロコアパンクバンドのBad Religionがデビューするためにギターのブレット・ガーヴィッツが一軒家を買い取って自ら1981年にレーベルを設立したのが始まり。
最初はロゴマークとポストだけしかない、デビューするための形だけのレーベルだった。
Bad Religionとして何枚かリリース後、バンドL7が初めてエピタフをちゃんとしたレーベルとして使って1987年にデビュー。
その後1989年にNOFXが契約。1993年にはPennywise,The Offspring, RANCID,SNFUとパンクバンドが次々と契約していき、Bad ReligionとNOFXと共に大成功。パンクシーンに大きなムーブメントを作りだした。
The Offspringのリリースした「Smash」は1100万枚以上のインディーズ史上最高のセールスを記録。
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1995年にリリースされたこの格安オムニバスアルバム「PUNK-O-RAMA」が大ヒット。
当時のエピタフ所属のパンクバンド達のオムニバスなのだが、今見るとベテランバンドだらけですごい。
今までアンダーグラウンドだったパンクミュージックがメインストリームに流れ始めた90'sパンクブームの始まりとなったアルバム。
そして今では超巨大レコード会社となったが、当初のスタイルのまま、今でも一軒家でウェブサイト・ラジオ・音楽編集などを行っている。


そんなEpitaph Recordsを代表するバンド達。

Bad Religion
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エピタフを作っただけではなく、メロコアというジャンルを生み出し、築き上げた。
パンクシーンには影響を与えまくり、パンクブームの立役者であり、生きるパンクレジェンド。
特徴はパンクらしいドラム・ギターに疾走感のある早い楽曲、哀愁あるメロディ、3人によるコーラスワーク。
リーダーであるボーカルのグレッグ・グラフィンはコーネル大学で生物学の博士号を取得し、UCLAで講師を務めたりとかなり博識。
彼らの作る曲は宗教、哲学などから政治批判などパンク精神を貫く歌詞など難解なものが多いのも特徴。
最近日本で流行りのバンド「Man With A Mission」も彼らの曲から取った名前である。

代表曲一曲選ぶのはかなり悩む。
Generator,American Jesus,Supersonicなど数々の名曲があるけど、あえてこの1曲。



疾走感もあんまりないし、比較的歌詞は難解ではなく、バッドレリジョンの良さが全部分かる1曲では無いのでファンからは怒られそうだが、耳に残る美しいメロディーと、聞き取り易くメッセージ性の強い歌詞が良くて、パンクをあまり聞かない人でも入りやすい曲だと思う。
個人的にはボーカルの歌うときの動きと、厨二心をくすぐるロゴマークがかなり好きです。

ちょっと記事が長くなりすぎたんで、こっからは軽い説明だけで。


The Offspring
同時期のグリーンデイと共に、ポップパンクブームを巻き起こしたバンド。
歴史上もっとも成功したパンクバンドの一つ。子供から大人まで幅広い世代に今でも大人気。
日本でもかなりの人気を誇る大物バンド。



Escape The Fate
エピタフにはこんなポストハードコア・メタルコアバンドも。
大型新人と騒がれ一気にブレイク、USポスト・ハードコアを代表するバンドの1つなんて呼ばれてたが、ボーカルのロニーが不祥事(18歳の少年の射殺事件に関与、暴行罪)を起こしバンドを追放される。今は新ボーカルを加え活動中。ロニーも2年間の懲役とアルコール、麻薬のリハビリ後、Falling In Reverseというバンドを新たに創設。そっちもかなり若者からの人気を集めている。レーベルは同じくエピタフ。



この他にも以前紹介した Pennywise NOFX Weezerや、Rancid、Story Of The Year、New Found Glory、Motion City Soundtrackなどいくつもの大物バンドが現在所属している。
どれもオススメなので是非聞いてみてほしい!