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   たまに秋葉原や横浜の「とらのあな」や「メロンブックス」のようなオタク向けの同人ショップに足を運ぶんですが、店内で流れる音楽はかっこいいロックな事が多い。アニソンライクなポップな曲から、デスボイス・グロウル使いまくりの激しい音楽など色々。でも全然耳にしたこと無い曲ばかり。気になって店の奥に進むとそこにはでかでかと
「東方Project」「東方アレンジ」
と書かれたコーナーが。
CDを手に取ってみると、どれもジャケットは可愛い2次元の女の子。しかし表記されているジャンルはメタルコア・スクリーモ。店内にある試聴用の機械で何枚か聞いてみると、びっくりするほど攻撃的でジャッキジャキのメタルコアばかり。でもジャケットは可愛い女の子。

一体この東方アレンジバンドというジャンルはなんなのか。
その中でも気に入った「岸田教団」と「Foreground Eclipse」と一緒に紹介していきます。

東方Projectとは、同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作した作品群である。弾幕系シューティングを中心としたゲーム、書籍、音楽CDから成る。東方Projectの作品を便宜的に一括して東方シリーズ、東方projectシリーズと称することもある。(Wikipedia)

ニコニコ動画、コミケなど、いわゆる「オタク」と分類される世界でVOC@LOIDと並んで長年一番熱いジャンル。
もともとはPC用のシューティングゲームなのだが、それに登場するキャラクター、BGMがいろんな人達にアレンジされ始め、こんなビッグなジャンルに発展した。
東方アレンジとはゲーム「東方Project」で使用されているZUN氏による楽曲をアレンジしたもの。
インストゥルメンタル、テクノ、ロックなどと色々なアレンジをたくさんのサークルがしている。
その中でバンドによるロック、メタルアレンジを施したものを東方バンドアレンジなんて呼んだりする。


~岸田教団&THE明星ロケッツ

アニメ「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」とのタイアップなどで、おそらく一番知名度の高い東方アレンジロックバンド。メジャーデビューも果たし、経験も積み、ライブもうまく、実力も備えた東方アレンジ入門にふさわしいバンド。



これは2011年のPOPSENSEツアーの映像。
岸田教団の魅力は透き通ったボーカルによる美しい旋律、バンドリーダー&作曲担当の走り回るベース、プロレベルのドラマー、怪獣のごとく暴れまわるファズギター。もう全員の自己主張が激しすぎる。
思いっきりテンションを上げてくるアップテンポな曲と、綺麗なバラード両方得意としている。
東方アレンジは似たような曲ばかりになってしまう事が多いのだが、このバンドは飽きさせない。
正直岸田教団は東方アレンジ楽曲より、オリジナルソングのほうがオススメしたい。4枚あるオリジナル楽曲のみのアルバムはどれもキラーチューン入りのいいアルバムとなっている。


岸田教団が東方ロックの中でも正統派なロックバンドという立ち位置であったのに対し、存在する「東方スクリーモ」というジャンル。
こちらも東方Projectのゲームで使用されるBGMを元にスクリーモ的なアレンジを行っているバンド。
オタク向けっぽいジャケットで近づきにくいジャンルだが、普通にスクリーモファンでも楽しめるレベルのバンドが多い。
BARRAGE AM RINGという様々な同人メタルサークルが集まって出しているコンピレーションアルバムも存在する。
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いい同人メタルサークルを探したい方にはオススメ。


~Foreground Eclipse

どんどん増加している東方スクリーモバンドの先駆けとなったバンド。
リードボーカルの女性Voとドラマーのシャウトの絡みが魅力。メンバーが純粋な洋楽メタルコアやスクリーモ好きで演奏能力も高く、高レベルな楽曲が多い。
アニソンライクなポップなメロディのリードボーカルと荒々しいシャウトの掛け合い、最近はシンセなどを用いたピコピコした音もあり、いろんなジャンルのファンが楽しめそう。




このように東方アレンジはメタルに触れること無かった人達が激しい音楽を知るきっかけになったり、実力はあるのに人に知ってもらう機会の無いバンドが東方楽曲を使って知名度を上げたりと、色々いい影響があると思う。
これからも色んなバンドの登場に期待したい。