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無事今年も大盛況で完売し、気温、パフォーマンス、ファンみんなが熱かったサマソニ2013。
残念ながら東京の1日目しか行ってないのですが、 相当豪華なメンツでしたね。
METALLICA、LINKINPARK、FALLOUTBOY、Bullet For My Valentine,Volbeatって海外勢がびっくりの豪華さ。
どのバンドも圧倒的なパフォーマンスを日本に見せつけてくれて 感動の嵐でした。
行った人も行ってない人もあの景色を少しでもイメージしながら脳内再現できるように、
各バンドの代表曲とちょっとした感想&解説レポートを添えて紹介して行きます  
 
マリンステージ4番手
Bullet For My Valentine 




メタルというジャンルがどんどん変わりつつ細分化した中で、たぶんもっとも聴き易く若者向けになったメタルコアがこのバンドであると思う。
この1日のライブで個人的に一番よかったのがこのBFMVの時間。
ホルモンが終わると同時にざぁーっと邦楽ファンが休憩を取りに帰る群衆と入れ違いで、メタルTシャツのお兄さんお姉さんがゾロゾロ入場。 
人数も少なくない、多すぎないほどよい数で、開始と同時にサークルピット、モッシュ、ヘドバン続出。
ホルモンと違ってみんなで合わせたり笑顔で踊るわけではなく、各自好き勝手にとにかく叫びながら暴れていた。
セットリストも新しい曲も多かったが一応幅広く出してくれたファンとしては嬉しい曲順。
前方ブロックはBFMVファンで埋まり、しっかり全員でシンガロングでステージの上のメンバーも満足そうにしていた。
Scream Aim FireやWaking The Deamonなどの定番曲で客もテンションがピークに達する。
とにかく暴れて暴れて、Tears don't fallの緩急で思いっきりクラウドサーフ続出。
終わる頃にはオーディエンスもみんなやり切った顔で息切れしてた。



ツインギターの絡みと、とにかくかっこいいリフが特徴!ボーカルもイケメンだし、コーラスパートは綺麗だし、メタルはニガテだけど激しい音楽好きって人にもオススメだし、濃いーメタル好きな人も好めるはず。
同じ日に出演のメタリカのリフの影響を思いっきり受けたようなバンドなんで、一日で音楽の時代とともに変わってく姿というか、親子出演というか、その2つのバンド比べられたのが面白かった。



5番手
FALL OUT BOY



もう散々以前のDecayDanceRecordの記事でFOBの良さは説明したんでそちらも見て欲しいが、
【音楽】海外レコードレーベル会社紹介 Vol.3「Decaydance Records」 
とにかく4年間の活動休止を終え、待ちに待った彼らの登場にとにかく感動。
率直な感想としてはボーカルのパトリックの歌唱力が以前よりレベルが上がり、ただでさえボーカルが引っ張るバンドだったのだがさらにオーラのある演奏に。ベースらいんは相変わらずかっこいいんだけど、イケメン担当だったピートがかなりおじさんに笑
もう生きているうちに彼らの演奏は目にすることができない!なんて思っていた人もいるだろうし、僕もそう思っていた一人なんで実際に目の前で目にして最初はとにかく実感が沸かない。僕らみたいな若い世代はフォールアウトボーイや次のリンキンパークが洋楽に入るきっかけになる事が多いはず。音楽の良さに気づく一歩となったバンドだし、色々過去の思い出なんかも蘇りどんどん演奏が進むに連れて受け止めてながらかなり感情が高ぶった。最後のSaturdayのピートの切ない終盤のシャウトでは思わず号泣。はじめて音楽聴いて泣くという貴重な経験をさせてもらいました。

フォールアウトボーイは4年間の活動休止後、今年新しいアルバムを引っ提げ再結成!ほんともう見れないと諦めていたから楽しみでしょうがなかった。
新しいアルバムはヒップホップ寄りになっちゃって残念だったし、どんな演奏になるのか心配だった。新作に含まれる曲も演奏してくれたのだが、予想とは真逆にちゃんと生演奏では今まで通りなエモーショナルなポップロックで、コーラスワークのうまい彼らだからこそ楽器と声でちゃんと曲を作り上げてた。
心の準備はしてたけど、予想以上に見てよかったと思えるバンドでした。 


6番手ヘッドライナー
LINKIN PARK 


なぜこのバンドがトリじゃないのか不思議に思う人も多いはず。まぁメタリカがいるのでしょうがないが、それほどのモンスターバンド。登場してすぐに一気に全世界の注目を集め、過去に例が無いほど短時間で頂点へ上り詰めた。
どんぐらい日本でも人気あるかというと、アニメのフィギュアを作るグッドスマイルカンパニーがねんどろいどフィギュアでLINKIN PARKを作って売り始めちゃうぐらい。

上のフォールアウトボーイでも言ったけど、これも洋楽ロックを聴き始める前に出会ってのめりこんだバンド。
僕はもともとヒップホップ好きで、ラップとかYOYOって言いながら小学校中学校過ごしていたのだが、そこでこのターンテーブルとラップを使いこなし、ラウドロックとシャウトとミックスしたリンキンに出会う。わかりやすいかっこよさを詰め込んだようなこのバンドにいっきに惚れ、実際周りも当時はすごいリンキンブームで、みんな若者は虜だった。

映画のタイアップで知ってる人も多いはず。ターンテーブルからハードコアまで幅広いジャンルを取り入れ、リンキンパークとしか表現できないジャンルを確定。彼の叫び声は世界最高峰。
ボーカルのチェスターは喉の手術など色々あって、以前ほどパワフルなシャウトではなかったが、世界トップクラスの叫びというものを生で味わえた。ギター、コーラウス、ラップ、キーボードなど同時にこなす、多才だなあと思わせるマイクシノダは日本語でメッセージを客に読み上げたり、常に笑顔でサービス精神旺盛。
だんだん疲れが溜まってきてこの時はもう前方ブロックの後方で見てたのだが、そのへんは暴れるというより全員魅了されて見蕩れていた。でもしっかり手は突き上げマイクを向けられたら一生懸命歌う姿が多かった。


トリ
METALLICA

やはりこの日で一番多かったTシャツはメタリカ。たくましいお兄さんからカップル、高校生、おじさんまでメタリカだらけ。メタリカの開始時間が近づくとアリーナもステージ前も人で埋め尽くされる。ここで初めてアリーナ席へ上がり上からステージを見下ろしたのだが、ほどよい夕暮れに明るいステージと埋め尽くす観客の景色はとにかく綺麗。
 
あらためて今年のサマソニはこんだけ豪華な面子なのだが、やっぱりヘッドライナーにふさわしいのは彼らしかいないと感じた。80年代のバンドが今もこんだけ現役ってことにびっくり。 
 
メインストリームでここまでヒットしたメタルバンドは他にいない。メタルだけではなくあらゆる今存在するジャンルの音楽に影響を与えた。曲の構成、リフ全てが斬新だった。30年間活動してきて常に世界にヘヴィメタルというものを突きつけてきた。そしてこの日もどの曲も客を暴れさせる完成されたステージを見せつけた。
おじさんになってもとにかく無邪気に、しかし重く激しくプレーする姿が照らし出されてとにかく全員が望んでいたものがついに見れたという、ラストにふさわしいパフォーマンスであった。


 マリンステージはこんな感じです。
今年はロックの中でメタリカからワンオクまでとにかくメインストリームでヒットした人気バンド勢ぞろいで15000円じゃ安く感じるほどの1日であった。
サマソニはメジャーなバンドしか出ないなどと言って批判してる人もいたが、ここまでメジャーなバンド集めて開催するってすごいことだと思う。各ジャンル界で大きな影響を与えて引っ張ってきたバンドが集結したフェスでした。